株式会社日経リサーチ(本社:東京都千代田区 代表取締役:伊東信行)は、都道府県や旧国名、市・特別区、観光地などの地域名称や、地域の産品のブランドの力を把握する「地域ブランド戦略サーベイ」を実施しています。調査は隔年で実施しており2010年が3回目です。最新結果のご紹介の二回目は先日姫路でB級グルメの祭典、B1グランプリが開催されたことにあわせて全国各地で取り組みが進んでいる「ご当地料理」のブランド力についてです。
■ご当地料理のトップは「讃岐うどん」。B級グルメは「明石焼」が10位でトップ
表1は、ご当地料理のブランド力の上位ランキングです。ブランド力は独自性、愛着度、プレミアム(価格が高くても買うか?)、推奨意向の4つの評価から算出しました。ブランド力のトップは「讃岐うどん」、2位は「長崎ちゃんぽん」の順で、古くからある伝統的な料理が上位に入りました。
一方で、最近注目を集めているB級グルメのブランド力をみると、「B-1グランプリ」を主催している「愛Bリーグ」正会員のブランドの中では「明石焼」が10位に入るものの、「富士宮やきそば」が38位、「八戸せんべい汁」が50位という結果でした。
■「富士宮やきそば」「横手やきそば」は認知度急上昇。「甲府鳥もつ煮」も今後に期待
B級グルメのブランド力はまだ高くありませんが、表2の通り前回調査(08年)から20ポイント以上認知度が上がったのは、「富士宮やきそば」「横手やきそば」「八戸せんべい汁」の3つ。ブランド力も上がっています。
「B-1グランプリ」の08年チャンピオン「横手やきそば」の08年時点での認知度が4割程度、06・07年チャンピオン「富士宮やきそば」の06年時点での認知度が3割台であったことから考えると、昨年の「B-1グランプリ」のチャンピオン「甲府鳥もつ煮」は、既に認知度が4割を超えており、今後のブランド力向上に期待が持てる結果となりました。
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※上記データは調査結果の一部を抜粋したものです。必要なデータがありましたら、お問い合わせください。
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